はじめに
クーダの440シックスパックは3つのホーリー2バレルキャブレターを並べたシステム。センターキャブがメインでサイドの2基はスロットルを強く踏んだときだけ開く仕組みだ。購入時からアイドリングが不安定で、加速時にもたつきがあったため同調を取り直した。
440シックスパックとは
- エンジン排気量:440 cu in(約7.2L)
- キャブレター:ホーリー2バレル × 3基
- センターキャブ:常時使用(アイドル〜通常走行)
- サイドキャブ:WOT(全開)時のみ開く
- 最高出力:390hp(グロス値)
症状
- 冷間時のアイドリングが500rpm以下に落ちてエンスト
- 発進時の一瞬のもたつき(パーコレーション疑い)
- 長時間アイドリングするとハンチング
作業手順
センターキャブの調整
まずセンターキャブ単独でアイドルを800rpmに調整。エアスクリューを1/2回転ずつ出し入れして最もアイドルが上がる位置を探す。4本のエアスクリューで同じ操作を繰り返した。
リンケージの確認
サイドキャブへのリンケージが伸びきっていないか確認。ロッドのエンドに若干のガタがあったためロックナットを緩めて長さを調整。スロットルを全開にしたとき3基同時に全開になることを確認。
フロートレベル調整
センターキャブのフロートレベルがやや高めだったので少し下げた。フロートを外してタングを軽く曲げるだけの作業だが、ガスケットを傷めないよう慎重に。
結果
アイドリングが800rpmで安定。発進時のもたつきも消えた。全開加速時の3基同時開きは体感できるレベルの迫力があって感動した。
補足:夏場のパーコレーション対策
440の発熱量は相当なもので、夏場はエンジン停止後にキャブ内のガソリンが気化してエンジンがかかりにくくなる(ベーパーロック)。ヒートシールドを追加するか、再始動時はアクセルを踏まずにクランキングするのが対処法。