はじめに
クラシックミニのゴムホースは劣化が早い。特にエンジンルームの熱と経年でひび割れが入りやすく、最悪の場合走行中に破れてオーバーヒートになる。今回は予防メンテとしてすべてのクーラントホースを一度に交換した。
ミニのユニークな冷却系レイアウト
クラシックミニはエンジンとギアボックスが縦置きではなく横置き配置で、さらにエンジンオイルとギアオイルが共有という特殊な設計。冷却水の経路も独特で、ラジエーターがエンジンのすぐ横(向かって右側)に縦置きされている。
交換したホース一覧
- アッパーホース(ラジエーター → サーモスタットハウジング)
- ロアーホース(ラジエーター → ウォーターポンプ)
- ヒーターホース(往き・戻り各1本)
- バイパスホース(短い)
- クランプ類(全交換)
旧ホースの状態
アッパーホースを触ると指が沈み込むほど柔らかくなっていた。内部を見るとスラッジが薄く堆積しており、いつ破れてもおかしくない状態だった。ヒーターホースは外観上問題なさそうだったが、交換ついでに全部替える。
作業手順
クーラント排出
ラジエーターのドレンコックを緩めてクーラントをバケツへ。クーラントは環境に悪いので適切に廃棄する。
ホース交換
クランプをドライバーで緩めてホースをひねりながら引き抜く。固着している場合はホースピック(細いヘラ)を使って外す。取り付けは新品ホースにシリコングリスを薄く塗ってから押し込み、クランプ位置を確認してから締め付け。
冷却水充填とエア抜き
蒸留水とロングライフクーラントを50:50で混ぜて充填。ミニはエア抜きがやや難しく、ヒーターバルブを全開にしてエンジンを暖機しながらリザーバーの水位を確認。アッパーホースが硬くなってきたらエア抜き完了のサイン。
まとめ
作業時間は2時間ほど。部品代は全部で4,000円程度と安価。ゴムホースは5年を目安に交換するのが理想で、特にクラシックミニは夏場のオーバーヒートが怖いので早め早めの対処を心がけている。