NOVA 更新: 2023年4月30日

シボレーのボディーブッシュ交換

#ノバ#ボディメンテナンス
シボレーのボディーブッシュ交換

ボディブッシュが古くなると振動が伝わりやすくなり、乗り心地が悪化することがあります。
今回は、実際に交換作業を行いながら、作業手順や注意点を紹介していきます。

ノバのボディーブッシュは合計6個付いています。

準備

使う工具は左から
①24㎜ソケット(15/16インチがなかなか売っていない為)
②3/4インチソケット
③3/4インチコンビネーションレンチ
④エクステンションバー(無しでもOK)
⑤ブレーカーバー
⑥ラチェットハンドル
(3/4インチコンビの代わりにソケット2個でもOK)

上記工具のみでも作業可能ですが、元々高トルクで取り付くボルトでさらに錆びているとそう簡単には緩みません。
長さを変えることができるブレーカーバーやもっと長いブレーカーバーを用意するか、インパクトレンチが便利です。

※インパクトドリルではありません。
インパクトレンチです。先端が3/8インチや1/2インチのスクエアになっているもので、極めて高トルクが出ます。

電動インパクトレンチ600N・m タイヤ交換 21V 4.0AH バッテリー 2個 充電式 電気ドリル 電気ドライバー コードレス1台3役 最大トルク600N・m

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新品のボディブッシュです。

アメ車のブッシュではおなじみの”ENERGY SUSPENSION” の”FRAME MOUNT BUSH 3.4142R”
ノバやカマロなどのF-BODYに対応したブッシュで、金属パーツなども揃っています。

ブッシュの材質はウレタン製で、オリジナルのゴム製に比べてかっちりした素材になります。

黒タイプもあります。(パーツナンバーのRがレッドの意味)

【中古】【輸入品・未使用未開封】エネルギーサスペンション 3.4142R カマロ SUB フレームマウントセット

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説明書です。
ノバのフロントサブフレームは、前端がバンパーの後ろ、後端は前席下あたりまで伸びています。

前方のブッシュはバンパーのすぐ後ろ。
中間が、エンジンルームのバルクヘッド下。
後方が前席下になります。

片側3か所。両側合計6か所にブッシュがあります。
ブッシュの組み合わせや、凹凸の上下が場所により違うのでよく確認しましょう。

仮組してみました。

それぞれの場所で、ブッシュの組み合わせも異なります。(左から前方、中央、後方。)

ブッシュには数字が刻印されているので、説明書を見て、間違わないようにしましょう。

※巨大なワッシャーとボルトは、厚みやサイズで判断するしかありません。
また、ナットは前方のブッシュのみ使用します。その他2か所はナットがボディに付いています。

実際のブッシュ

FWD BUSHING エンジンルーム後側から

FWD BUSHING 車体下から

こちらは前方のブッシュです。バンパーの後ろあたりになります。

サブフレームとボディの間にゴムブッシュが入り(下のブッシュ)、ボディの上にもゴムブッシュ(上のブッシュ)をかましています。

ボルトは上から刺さり、下側はナットになります。
その為、上下でレンチが必要になります。

MID BUSHING エンジンルーム前側から

MID BUSHING 車体下から

こちらが中央のブッシュです。
バルクヘッド両端下にブッシュの覗き穴がいてあり、その下にブッシュがあります。

こちらは、サブフレームとボディの間(左写真)と、サブフレームの下にゴムブッシュ(右写真)があります。

ボルトは下から刺さり、ナットはボディに付いています。

AFT BUSHING

AFT BUSHING

最後に後方のブッシュです。
前席下。サブフレームの後端の切れ目部分にブッシュがあります。

こちらは、サブフレームとボディの間(右写真)と、サブフレームの下(中)にゴムブッシュ(左写真)があります。

ボルトは下から刺さり、ナットはボディに付いています。

ブッシュ交換

MID BUSHING OLD

交換比較的簡単です。

ジャッキアップしないまま、全てのブッシュのボルトをギリギリまで緩めます。
サブフレームにボディは乗っているので特に何も変化はないと思います。

そのまま、ボディーのみをジャッキで上げていきますが、ボディそのものにジャッキを当てて良い場所が無いため、長くて厚めの木の板(50㎝×5㎝厚程)などで、運転席下あたりをピンポイントで負荷がかからないように面で持ち上げます。

※このとき、ボディ全体を一気に上げるのではなく、左右片側ずつ上げて作業しましょう。

※また、運転席側は色々なケーブルやステアリングなどがある為、ボディを上げ過ぎると壊れたりちぎれたりします。前方と中央のブッシュがぎりぎり取れるまで上げたらそれ以上は上げないようにしましょう。

MID BUSHING WASHER

中央のブッシュについてですが、フレームとボディの間のブッシュの上に極めて厚いワッシャーが乗っています。
このワッシャーは再利用します。

無くさないように。
また、入れ忘れないように注意しましょう。

FWD BUSHING NEW &OLD

前方用ブッシュの新品と旧品の比較です。

フレームとボディの間に挟まるゴムブッシュがかなり潰れているのがわかりますね。

FWD BUSHING NEW

FWD BUSHING NEW

前方のブッシュをはめ込んでみました。
凸ブッシュが下、凹ブッシュが上です。

ジャッキでボディを上げるとフレームとボディの隙間が十分に開くので簡単に交換ができます。

片側全てのブッシュを新品に置き換えて、位置がずれないように、軽くボルトを噛ませてからジャッキをおろします。
このときに、ブッシュの片方は凸の形をしているので、ボディの穴に入るように微調整しながらジャッキをおろします。

MID BUSHING NEW

MID BUSHING NEW

こちらは中央のブッシュです。
凸ブッシュが上、凹ブッシュが下です。

フレームとボディの間のブッシュのみを入れたのが左の写真です。
ブッシュの凸がぴったりフレームに嵌ります。

右の写真は下側のブッシュとワッシャーボルトも入れた写真です。

※上側ブッシュの上に再利用の極厚ワッシャー入れ忘れ注意。

こちらは左の後方のブッシュを取るときの写真です。
前述しましたが、左側は運転席がある為フレームとボディに繋がって取りつくものが多いため、ジャッキでボディを上げ過ぎると壊してしまいます。
そのため、少しだけボディを持ち上げ、木片などを使い、てこの原理でブッシュを取ることができるぎりぎりの隙間だけ開けてブッシュの入れ替えを行います。

写真は運転席下のブッシュです。(このブッシュだけ隙間が少なく入れ替えづらいです。)

後方のブッシュも入れ替えました。
凸ブッシュが上、凹ブッシュが下です。

片側すべてのブッシュを入れ替えたら、ボルトをしてていきます。

ある程度ボルトを締めたら、ジャッキをおろしてしっかり締めこみます。 規定トルクは前方が35ft.lbs(47.5Nm)。中央と後方が85ft.lbs(115Nm)のようです。115Nmも掛けたらねじ切れる気がするので80Nmくらいでやめました。
中央と後方のナットはボディに付いているのでなめたり、溶接が取れたら最悪なので。

片側のブッシュ交換が終わったら、同じ要領で反対側のブッシュを交換して終了です。

助手席側のブッシュは隙間も大きく取れるので比較的交換は簡単です。(ボディをジャッキで上げ過ぎには注意。ブッシュが取れるギリギリで十分)

ゴムブッシュからウレタンに変わり硬度も上がったので、少しかっちりした気がします。
また、赤いブッシュはかっこいいです。

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