NOVA 更新: 2023年5月19日

シボレー系旧車のキャンバーとキャスター調整

#ノバ#足回り
シボレー系旧車のキャンバーとキャスター調整

ノバで走行中、ブレーキ時に若干の「カタン」という異音が発生。
詳細に足回りを点検したところ、キャンバー・キャスター調整用シムが抜け落ちていました。

キャンバー及びキャスターの角度が狂うとハンドリングやタイヤの偏摩耗に影響を与えます。

今回は、シボレー系旧車のキャンバー及びキャスター調整について、実際の作業手順や注意点を解説します。
DIYでの調整も可能なので、ぜひ参考にしてみてください!

準備

工具

使用工具

  • 水準器
    (キャンバー調整用でも可)
  • 長いマイナスドライバー
    (こじり用に使うため丈夫なもの)
  • 11/16インチレンチ
LIKENNY 水平器 マグネット 水準器 ミニ 目盛り付き 高精度 傾斜 レベル磁気 測定器 測定工具 30cm 角度測定 ツール 水平校正用 DIY 大工道具 建築現場 工具 取り付け 距離測定器

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Alioay 車/トラック用 磁気 ユニバーサルゲージツール 磁気ゲージツール 汎用型 アライメント調整 キャンバー角度測定 ツール 高精度 高強度 高靭性

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部品

キャンバー角、キャスター角調整シムキット

キャンバー・キャスター調整シム

1/64″,1/32″,1/16″,1/8″(インチ)の厚みのシムセットです。

いろんな種類があります

目的は同じですが色々タイプがあるみたいです。

Funtasica オート アライメント シム アソートメント キット、キャンバー アライメント用ユニバーサル

Funtasica オート アライメント シム アソートメント キット、キャンバー アライメント用ユニバーサル

症状

アルミワッシャーで自作したシムは痩せて抜け落ちたようです

右側アッパーアームの写真です。
キャンバー・キャスターアジャストシムが抜け落ち、アッパーアームがグラグラになっています。

気づいた要因は、下記2点です。

異変

  • 走行中のブレーキ時に「カタン」という小さな音が毎回鳴る。
  • ステアリングが以前より気持ち右に切らないと直進しない。

以前にも同じ症状が発生し、シムが抜け落ちて行方不明になりました。
シムの代わりに、ワッシャーを切って自作したシムを入れていたのですが、また抜け落ちたようです。

ホイールアライメントの純正値

シボレーノバ、アライメント値

今回は左タイヤと角度を合わせますが、ホイールアライメントのカタログ値は左記表の数値となります。

現状のキャンバー角

左タイヤ

左側は2°のネガティブキャンバー

こちらは、左タイヤです。

左タイヤはシムが抜け落ちていない為、こちらの数値を参考にしたいと思います。

水準器にてキャンバー角を測定します。

水準器では約2°のネガティブキャンバーでした。

右タイヤ

左タイヤは1°のネガティブキャンバー

ちなみに、右タイヤは約1°のネガティブキャンバーでした。(シムが抜けてグラグラなので数値は簡単に変わります。)

シムが抜けてタイヤが立ったと思われます。

キャンバー調整

作業はジャッキで上げずに行えます。

キャンバー角はシムの厚みで調整します。

まずは、シムをすべて抜き取ります。

右側のシムは前側1/2″、後側31/64″。

左側に入っていたシムです。

新しいシムの目安は左タイヤのシムを目安にします。

前側(写真左側)合計1/2インチ。

後側(写真右側)合計31/64インチ。

前後のシム厚が異なるのは、キャスター角を与える為です。

それぞれの厚みの違いです。

シムの厚みはこんな感じです。
1/64″や1/32″はかなり薄いですが、1/8″や1/16″だとそれなりに調整が効いてきそうです。

右側作業中。

それでは、シムを挿入していきます。
ナットを少し緩めたあと、
マイナスドライバーでアッパーアームとボディーの隙間を広げつつ、シムをさしこんでいきます。

シムを減らすとポジティブキャンバーになります。
シムを増やすとネガティブキャンバーになります。

キャンバー角は前後同じ厚みのシムを増減させることで調整できます。
1/8″=0.5° 、1/16″=0.25°、1/32″=0.125、1/64″=0.062°
と調整できます。

右側 前後ともに合計7/16インチ

キャンバーについては左タイヤを参考に前後ともに、1/8インチが3枚と1/16インチ1枚のシムをさし込みました。

右側も約2°のネガティブキャンバーに

ナットをしっかり締め込み、一度キャンバー角を測り、左タイヤと同じく2°のネガティブキャンバーになっていることを確認します。

キャスター調整

続いてキャスター角を調整します。

キャスター角はシム厚の前後差で調整します。

前側シムの厚みが多いとネガティブキャスター。
後側シムの厚みが多いとポジティブキャスターになります。

キャスター角は前後のシム厚の差で調整します。
前後差が1/8″=1° 、1/16″=0.5°、1/32″=0.25° 、1/64″=0.125°
と調整できます。

右側キャスター調整。前3/8インチ、後1/2インチ

左側も前3/8インチ、後1/2インチに変更。

現状左タイヤのシム厚だと若干ですが、ネガティブキャスターになり、直進安定性が損なわれます。

左右のタイヤ共に、シムの厚みを
前側を1/8インチ3枚。
後側を1/8インチ4枚にしました。

これにより、1°のポジティブキャスターにすることができます。

試走行

最後に試走行してみました。

動画の最後でも分かるように、直進時にハンドルセンターがバッチリ出るように戻りました。